2020年04月29日

マスクの効能

布マスク配布に関する問題が、次々と判明していますが、
今回はこのマスクの効能について、基本的なことを
少しまとめてみたいと思います。

最後に参考にした記事を挙げておきますので、
合わせて読んで頂くと、より理解が深まるかと思います。


まずは感染の仕方から確認してみます。

新型コロナウイルスは、とても小さく大きさは0.1ミクロンです。
そのウイルスを含んだ飛沫(5ミクロン)が、感染した人の会話や咳により
口から飛びます。…①

飛沫を直接吸うことは、距離をとることや、換気をすることで防げます。
もし近距離にいた場合、布や不織布など、我々に身近なマスクの作用では
防ぎきれない可能性があります。


一番の感染ルートとしては、感染者によってどこかに付着した飛沫など、ウイルスの含まれるものを、気付かずに触れてしまい、
その手で、自分の口まわり、目、鼻などを触わり感染することです。…②


だから手洗いをして、常に手を清潔にしておくことが大切なわけです。


マスクの役割としては、上記の①のケース、感染した人が飛沫をまき散らすのを
防ぐことができます。

②のケース、ウイルスがついているかもしれない手で、
自分の口まわりに直接触れることを、マスクで防ぐことができます。


この2点だけでも、大きな感染拡大防止効果があると思います。


どこでもらっているか分からないので、まずは自分がかかっているかもと
思い、人にうつさないようにすること。

そして、うつらないように首から上に汚れた手で触らないこと。


感染拡大が続く現時点では、
他人との接触を必要最低限にして、
マスクをしたうえで、常に自分の手を清潔にしておくことが
大切なことだと思います。


他、注意点としては、

・マスクを着けたり外したりするときに、
マスクの外側、内側ともに出来るだけ触らないようにする
可能ならば、前後に手洗いをする

・マスクを捨てる際、袋にいれて密封して捨てる



以下の記事がとても分かりやすかったので、
参考にさせて頂きました。


文系女編集者がわかるまで感染症医に聞いた
「マスクが新型コロナ予防にならない」理由
3月7日付
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70917

文系編集者・花房麗子がわかるまで聞いた
「アベノマスクと使い捨てマスクの差」
4月24日付
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72088

症状がない人もマスクをつけるべきか?
感染症専門医 忽那賢志
4月26日付
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200426-00175324/


最後に、より専門的な内容ですが・・・

感染対策としての呼吸用防護具
フィットテストインストラクター
養成講座テキスト
2014年1月1日発行
https://square.umin.ac.jp/fittest/pdf/ft_text.pdf




5/11追記

新型コロナウイルス感染症は、発症前から感染性があることが分かってきました。

発症の2日前に感染性のピークがあり、
人から人への感染の約半分が
「発症前の時期」または「無症候性感染者」から感染することになるようです。

やはり自分が人にうつさないために、自覚がなくても
マスクをする意義はありそうです。

詳しくは以下の記事を参照して下さい。


続・症状がない人もマスクをつけるべきか?
感染症専門医 忽那賢志
5月5日付
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200505-00177013/


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Posted by 鍼灸きさらぎ堂 at 12:10│Comments(0)新型コロナウイルス疾患別
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