2015年06月08日

月経にからんだ症状について①

今回から、女性特有のトラブル、月経にからんだ症状について書いてみます。

時期により大きく分けると、

月経が始まる1~2週間ぐらい前から起こるもの。
これはPMS(プレ・メンストラル・シンドローム=月経前症候群)といわれています。

そして月経が始まってから起こるもの。月経困難症、いわゆる月経痛、生理痛といわれているものです。


症状としては、下腹部痛、腰痛、イライラ、精神的な不安定、頭痛、眠気、
胸の張り、肌荒れ、胃腸症状など、
人により、大きな個人差があると言えます。


PMSは、排卵後の女性ホルモンの変化などが関係していると考えられています。
月経がはじまると何事もなかったように治まる方もいるようです。

月経痛は、経血を押し出すときの子宮の収縮、
ホルモンバランスのくずれによる骨盤内のうっ血などが原因にあげられます。
月経中の初期に症状が強くなることが多く、下腹部の痛みがメインになってきます。


あまりに日常生活に支障をきたすのであれば、通院し、鎮痛剤、ピル、漢方薬など
の処方をうけ、症状をやわらげる治療を受ける方もいますが、
多くの女性が、我慢しながら仕事や家事を続け、売薬を服用し、なんとかしのぎ、
時期が過ぎるのを待つ、ということを繰り返しているのが現状だと思います。

これでは、その場だけをなんとかやりくりしているだけで、何の解決にもなっていません。
つらさがでるのは原因があるからで、
鍼灸により、身体全体を整え、その原因を除くことで、
より快適に自分の身体と付き合っていくことができます。

次回から、漢方医学では、どのように月経絡みの症状をとらえているか見ていきたいと思います。


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Posted by 鍼灸きさらぎ堂 at 17:39│Comments(0)疾患別
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