2015年03月31日

花粉症について④

前回の続きです。
花粉症の症状があるときに注意した方が良いことについてです。

①気を上にあげるようなことをしない
②余分な熱のもとになる食物を避ける
③胃腸の負担を軽くする


ひとつひとつ見ていきます。

①春の季節の性質は、植物が芽を出し、上へ伸びていくように
気を上に昇らせる働きがあります。
季節的に上に昇りやすい上に、
さらに上に気を集めるようなことをすると、目鼻喉の症状に直結します。

→興奮したりのぼせるような食品を取り過ぎない。
例えば香辛料の強いものや、カフェインを含むもの
(コーヒー、緑茶など)を控える。
また、ストレスを溜め、イライラが募ることや、睡眠不足は気が上に昇るもとになります。
パソコン、スマホなどで目を使うことも、気が上にあがります。
もっとも、目に症状があるときは、あまりそんな気にはなれないですね。

②花粉症は炎症症状です。身体が余分な熱をもつようなことは控える。

→食べると身体が熱をもつような食品を取り過ぎない。
お酒やチョコレートなどの甘いもの、脂っこいものの食べ過ぎは
熱のもとになります。
食べるのであれば、またそうでないときも、
適度に身体を動かして、その熱を消費、発散する必要があります。

③上ふたつも当てはまってきますが、胃腸の働きが落ちることで、
花粉症の症状は増悪してきます。
いつもより食事を軽くしたり、冷たいものを控えたり、
少しの心がけの積み重ねが大きな差になってきます。


胃腸の負担を減らし整えることに加え、
規則正しい、節度のある生活と適度な運動をするという、
当たり前ですが、
なかなか難しいことが大切になってきます。


これらは、花粉症の発症する時期に注意すると、それなりに
症状を軽くしてくれます。
でも以前にも書きましたが、大切なのは、花粉の症状が出ていない時期からの
身体のケアです。
症状を根本的に軽減したい方は、試す価値があると思います。


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Posted by 鍼灸きさらぎ堂 at 22:38│Comments(0)疾患別
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