2015年02月26日
3月の休診日
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
3月は日曜日・第4月曜日を、お休みさせていただきます。
21日春分の日は開いております。
よろしくお願いいたします。
2015年02月10日
寒いです
今日の朝、出勤時に駐車場の脇にある空き地に
いっぱい草が生えていました。

いつの間に、こんなに伸びたんだろうと思ってよく見ると、
霜柱が立っていました!

個人的には、富士で久しぶりに見ました。
昨日今日と寒波が到来しており、
立春を過ぎたというのに、地は冷たく、まだまだ足元から冷えあがります。
太陽の位置、暦の上では季節は春ですが、
天の状態が地に反映されるのは、あと一月~一月半ぐらいかかるのかなぁ。
防寒をしっかりして、体調を崩さないように気をつけなければいけませんね。
いっぱい草が生えていました。

いつの間に、こんなに伸びたんだろうと思ってよく見ると、
霜柱が立っていました!

個人的には、富士で久しぶりに見ました。
昨日今日と寒波が到来しており、
立春を過ぎたというのに、地は冷たく、まだまだ足元から冷えあがります。
太陽の位置、暦の上では季節は春ですが、
天の状態が地に反映されるのは、あと一月~一月半ぐらいかかるのかなぁ。
防寒をしっかりして、体調を崩さないように気をつけなければいけませんね。
2015年02月06日
逆子のお灸について
前回は安産灸について書きましたが、今回は逆子に対してのお灸治療について
述べてみたいと思います。
妊娠の早い時期から胎児は子宮の中で動いていますが、
妊娠28週(8カ月)くらいから頭が下になり、その位置が安定するようになります。
この時期を過ぎても足が下にある場合、逆子と問題にされるようになってきます。
逆子になる原因は冷えがあるからだとか、胎盤の位置や羊水の量の問題とか、
様々に言われていますが、はっきりとはわかっていません。
私は、原因うんぬんよりも、お腹の全体がフワッと膨らみ、
皮膚の張りもできるだけ均等に近く、柔らかいお腹であれば、子宮にも柔軟性があり、
胎児の頭は自然の摂理で勝手に下にくるはずと考えています。
例えば洋ナシのように下腹が盛り上がり、バランスを欠いた
見るからに硬そうなお腹は胎児にとっても自然ではなく、居心地が良いとは言えない
環境なのです。
逆子対策の理想は、妊娠期間中柔らかいお腹をキープして、
いかにならないように予防していくかで、
以前紹介した安産灸も大いにその助けになってくれます。
しかし実際問題として、逆子といわれたら、
鍼の治療と合わせ、逆子のお灸をお勧めします。
これには期間があり、逆子のお灸の効果を期待できるのは、
28週~35週くらいまでで、臨月を迎えてしまうと難しくなってきます。
28週以降で逆子がわかったらすぐにでも始め、
できれば32週までには始めたいところです。
1週違っても成功率に差が出てきます。
早ければ早いほど、かなりの高確率で逆子は返ります。
具体的な方法としては、安産灸でも紹介した三陰交のツボと、
足の小指の爪の生え際で、外側にある至陰のツボを使います。
逆子が返るケースでは、胎児はおじぎをするように頭をおなか側に向けて回転します。
専門的な話になりますが、
まず胎児の身体がどのような位置にあるかを把握します。
(病院での画像診断や触診など)
胎児が回転をする方向を予測して、頭が下がる側は至陰を使い、
反対に足が上がる側は三陰交を使います。
至陰のある経絡「膀胱経」の流れは身体の後面を通っています。
頭~背中~足へと下に向かい流れています。
三陰交のある経絡「脾経」の流れは身体の前面を通っています。
足から下腹部へと上に向かい流れています。
経絡の流れる向きを、うまく利用していきます。
診察を確かにするために、妊婦さんのふくらはぎ外側の硬さも確認します。
左右くらべて、張っているほうが至陰の適応側となります。
左右のツボの振り分けが出来たら、
まず、三陰交にすえ、その後至陰にすえていきます。
いろいろ述べてきましたが、要は、お母さんの子宮を含む骨盤内の循環を良くし、
胎児が返りやすい環境を作ってあげるということです。
注意点を挙げます。
①逆子が治る期間に注意
妊娠月齢8か月、9か月の間が勝負です。
早ければ早いほうが確率は上がります。
②母親の身体の状態を「頭寒足熱」の状態でキープし未然に防ぐ
逆子はならないのに越したことはありません。
母体の状態をいかに良くして、それをキープしていくか。
一言でいうと「頭寒足熱」を達成するかが大切で、
普段から下半身のめぐりを良くするために、
足を冷やさない、ウォーキングをするなど
意識的に取り組み未然に防ぎましょう。
「頭寒足熱」の状態であれば、お腹の柔らかさも達成されています。
もちろん継続的に安産灸をしたり、鍼灸治療を受けるのもオススメです。
できることには取り組み、それでリスクが少しでも減るなら、
やる価値は十分あると思います。
参考文献:疾患別治療大百科 シリーズ7 産科婦人科疾患
述べてみたいと思います。
妊娠の早い時期から胎児は子宮の中で動いていますが、
妊娠28週(8カ月)くらいから頭が下になり、その位置が安定するようになります。
この時期を過ぎても足が下にある場合、逆子と問題にされるようになってきます。
逆子になる原因は冷えがあるからだとか、胎盤の位置や羊水の量の問題とか、
様々に言われていますが、はっきりとはわかっていません。
私は、原因うんぬんよりも、お腹の全体がフワッと膨らみ、
皮膚の張りもできるだけ均等に近く、柔らかいお腹であれば、子宮にも柔軟性があり、
胎児の頭は自然の摂理で勝手に下にくるはずと考えています。
例えば洋ナシのように下腹が盛り上がり、バランスを欠いた
見るからに硬そうなお腹は胎児にとっても自然ではなく、居心地が良いとは言えない
環境なのです。
逆子対策の理想は、妊娠期間中柔らかいお腹をキープして、
いかにならないように予防していくかで、
以前紹介した安産灸も大いにその助けになってくれます。
しかし実際問題として、逆子といわれたら、
鍼の治療と合わせ、逆子のお灸をお勧めします。
これには期間があり、逆子のお灸の効果を期待できるのは、
28週~35週くらいまでで、臨月を迎えてしまうと難しくなってきます。
28週以降で逆子がわかったらすぐにでも始め、
できれば32週までには始めたいところです。
1週違っても成功率に差が出てきます。
早ければ早いほど、かなりの高確率で逆子は返ります。
具体的な方法としては、安産灸でも紹介した三陰交のツボと、
足の小指の爪の生え際で、外側にある至陰のツボを使います。
逆子が返るケースでは、胎児はおじぎをするように頭をおなか側に向けて回転します。
専門的な話になりますが、
まず胎児の身体がどのような位置にあるかを把握します。
(病院での画像診断や触診など)
胎児が回転をする方向を予測して、頭が下がる側は至陰を使い、
反対に足が上がる側は三陰交を使います。
至陰のある経絡「膀胱経」の流れは身体の後面を通っています。
頭~背中~足へと下に向かい流れています。
三陰交のある経絡「脾経」の流れは身体の前面を通っています。
足から下腹部へと上に向かい流れています。
経絡の流れる向きを、うまく利用していきます。
診察を確かにするために、妊婦さんのふくらはぎ外側の硬さも確認します。
左右くらべて、張っているほうが至陰の適応側となります。
左右のツボの振り分けが出来たら、
まず、三陰交にすえ、その後至陰にすえていきます。
いろいろ述べてきましたが、要は、お母さんの子宮を含む骨盤内の循環を良くし、
胎児が返りやすい環境を作ってあげるということです。
注意点を挙げます。
①逆子が治る期間に注意
妊娠月齢8か月、9か月の間が勝負です。
早ければ早いほうが確率は上がります。
②母親の身体の状態を「頭寒足熱」の状態でキープし未然に防ぐ
逆子はならないのに越したことはありません。
母体の状態をいかに良くして、それをキープしていくか。
一言でいうと「頭寒足熱」を達成するかが大切で、
普段から下半身のめぐりを良くするために、
足を冷やさない、ウォーキングをするなど
意識的に取り組み未然に防ぎましょう。
「頭寒足熱」の状態であれば、お腹の柔らかさも達成されています。
もちろん継続的に安産灸をしたり、鍼灸治療を受けるのもオススメです。
できることには取り組み、それでリスクが少しでも減るなら、
やる価値は十分あると思います。
参考文献:疾患別治療大百科 シリーズ7 産科婦人科疾患
2015年02月05日
五周年
昨日は立春でした。
2010年2月4日立春に開業したきさらぎ堂は、
五周年を迎えました。
この5年、長かった様な、短かった様な…
いろいろな人との出会いがあり、別れもありました。
まわりも変化しましたが、
振り返ると、少しずつ変わってきた自分がいます。
鍼灸の技も追求するうちに、開業当初とは大きく変化してきています。
所属する漢方鍼医会の歩みとともに、
今は運気論という、1年の季節の巡りを考慮してツボを選ぶ治療になり、
成果をあげるようになってきています。
これからも、常に今の自分の技が確かであると胸を張るために、
研鑽を重ね、患者さまの健康に役立てるよう、
鍼灸を追求する道を歩んで行きます。

立春の朝に搾られたこのお酒を飲んで、
気持ち新たに、日々励んでいきます!
2010年2月4日立春に開業したきさらぎ堂は、
五周年を迎えました。
この5年、長かった様な、短かった様な…
いろいろな人との出会いがあり、別れもありました。
まわりも変化しましたが、
振り返ると、少しずつ変わってきた自分がいます。
鍼灸の技も追求するうちに、開業当初とは大きく変化してきています。
所属する漢方鍼医会の歩みとともに、
今は運気論という、1年の季節の巡りを考慮してツボを選ぶ治療になり、
成果をあげるようになってきています。
これからも、常に今の自分の技が確かであると胸を張るために、
研鑽を重ね、患者さまの健康に役立てるよう、
鍼灸を追求する道を歩んで行きます。

立春の朝に搾られたこのお酒を飲んで、
気持ち新たに、日々励んでいきます!